朗読教室のご案内

朗読に正解はありません
こんにちは。
声優・俳優・ナレーター・イベントMCの 須藤佳菜子(すとうかなこ) です。
このたび、埼玉県越谷市で朗読教室を開くことになりました。
朗読
というと、どんなイメージがありますか?
そう。文章を声に出して読むことです。でも、それだけだとただの音読です。朗読はそこに、人に聞かせる・伝えるために読む、ということがプラスされます。
同じような状況に読み聞かせもありますが、またちょっと違います。
読み聞かせは、絵・画がある前提。あくまでも、声や音は添え物。観客の想像の中で絵を動かすお手伝いです。
もちろん、そういった手法の朗読もあります。淡々と話すことで、相手の想像力にゆだねる方法です。
その場合、例えば学校を舞台にした作品では、聞き手が自分の通っていた(いる)思い思いの「学校」を想像しながら聞くことになります。全員が違う「学校」を思い浮かべることもあるのです。
朗読の仕方は、読み手と聞き手の数だけある。まさに十人十色。
そんな中でも、今回の朗読教室では、もっと話し手の一方的な世界観を押し付ける(笑)方法をお伝えしていきます。
役者のお仕事
突然ですが、須藤は役者です。
イベントの司会やナレーションのお仕事もしますが、アナウンサーと名乗ったことはありません。
アナウンサーとは?
事実を正確に伝えるプロです。そこに感情は乗せません。あくまでも事実のみです。
では役者の仕事とは?
作品を届けることです。中には勘違いされている方もいらっしゃいますが、自分を観てもらうことではありません。
クライアントの想いを、脚色して10倍100倍にして、お客様に理解していただきやすい形で伝えることです。
いわばブースター、または変換器の役割です。
余談ですが、演劇は社会風刺から生まれました。その時代の不満や怒りを、面白おかしくして世の中に広めよう知ってもらおうとしたのが始まりです。同様に昔話も、時代の教訓を後世に残すために創られ語り継がれているものがほとんどですね。
では、その物語を伝えるために、私たち役者や演出家は何をするか。
作品の正解をひとつに絞ります。
「この作品のテーマはこれです」
そのために、舞台や主人公、その他すべてを決め打ちして世に出します。
先ほどの「学校」ひとつとっても、建物の大きさ、校庭の広さ、机や椅子の数、黒板の向き、年季の入り方、陽の傾き具合、風の匂いや温度まで、同じ情景を制作陣全員で共有し、そのままを観客に届けようとします。お客さんにも同じ景色を見てもらうのです。
その作業工程を、少し覗き見してみませんか?
(断っておきますが、淡々と読む人がそういったことを全く想定していないわけではありません。そこはそれ、相手に想像させるプロの朗読法がまた別にあるわけです)
講師:須藤佳菜子について

略歴
高校卒業後の進路で声優になりたいと願うも、親の反対で断念
↓ 普通に進学・就職
↓ 30歳を機に脱サラし、自分の金で夢の勉強をする道を選ぶ
↓ 都内で声優事務所に所属 1~2年目からお仕事をいただけるように
↓ 持病発症・新型コロナウィルスパンデミックで、仕事がなくなる
↓ 自分にできることを模索
プレイヤーに留まらず、講師としての道を歩み始める(イマココ)
出演作
舞台
- ミュージカル『あらしのよるに』ガブ役
- ミュージカル『雪うさぎ』シエル役(ダブルキャスト・アンサンブル)
- 一人芝居『吾輩は猫である』名前はまだない
- 舞台『痩せてたまるか!』小野寺沙紀役
- オリジナル一人芝居『お天気工場』オニオ役

吹替
- ナショナルジオグラフィックス『土星探査機カッシーニ:ミッションの成果』
- 韓国映画『マリオネット 私が殺された日』婚約者の母、女子高生役他
- D-Life『マーサの楽しい焼き菓子づくり』サマンサ役
他
- ダンスイベント、式典等 司会多数
- 通信機器アナウンス

資格
- 社交ダンスインストラクター
- アロマ・リンパケアセラピスト
- 普通自動車免許(MT8t限定)ゴールド(ペーパーともいう)
出身
- 中央アートスクール アート科 声優コース 2017年卒業
- 映像テクノアカデミア キャッチアップコース ステップ3 2018年修了
師事
- 渡辺菜生子 先生 アニメ『ちびまるこちゃん』たまちゃん役、『ドラゴンボール』シリーズ チチ役
- 松田洋二 先生 ジブリアニメ『もののけ姫』アシタカ役、映画『タイタニック』ジャック(ディカプリオ)役
お2人には1年間、マンツーマンで朗読をご指導いただきました。
正直、自分でプロと名乗るのはまだまだまだまだおこがましいと思っています。(でも運営にそう名乗っていいって言われたので、調子に乗りました)
みんなで楽しく本を読んで「そんな想像・創造の仕方があるんだ!」と喜んでいただけたら本望です。
講座について
日時
10月7日(土)←満枠になりました!9/23更新- 10月21日(土) ←比較的余裕あり。オススメ!
- 11月11日(土) ←残り2枠
いずれも15:00〜16:30
各回 定員5名のグループワークです。
場所
こしがやカフェ
〒343-0022 埼玉県越谷市東大沢1丁目32−4 ギャラリー内 シードット株式会社
※東武スカイツリーライン『北越谷駅』東口から徒歩約10分
※駐車場あり
受講料
2000円(税込み)
対象
中学生以上
老若男女、幅広い方々からお申込みいただいております!
持ち物
- 筆記用具
- 飲料水
- 動きやすい服装
- (あれば)お好きな小説や絵本など
特にご希望の作品がなければ、著作権フリーの青空文庫作品を元にレッスンを進めていきます。
どんなことが学べるの?
物語の読み込み方をお伝えします。登場人物はどんな人?どんなシーン? より深く、より鮮明に。
読書好きな方。一緒に「このシーンはこうだと思う!!!」意見交換をしましょう。
文章の読解が苦手な方。国語の基礎をもう一度、復習しに来ませんか?
さらにそれを、人に伝えるためには? 文章を映像化する方法、発声のための身体の使い方まで、時間の許す限り一緒にトレーニングしましょう。
講座に申し込むには?
『越谷技博』専用サイトから
お申し込みは↓をクリック!
9月16日(土)時点で、すでに残り半枠!
10月21日(土)は比較的空きがあります。お申し込みはお早めに!
申込期限
講座開催日 前日の24時まで(当日の0時まで)
趣味として楽しみたい方、プロを目指している方、どちらも大歓迎です♪

さいごに…越谷技博とは
#越谷技博 とは…
職人さんや各プロフェッショナルや一般の方々が、仕事・特技・趣味などを活かした講座を開き「技」「知識」を伝えるワークショップイベントです。
講師を「技人(わざびと)」 受講者を「学人(まなびと)」 と呼びます。
10月~11月中旬まで全43日間、講座数はなんと全部で141!
講座の種類も「食」「旅」「音」「創」「知」「体」と多岐に渡ります。あなたのお気に入りがきっとみつかる!
この機会にぜひ越谷を満喫しちゃってください!