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習字嫌いな人は書道に向いているかも

2023/09/07
投稿者: 書道・篆刻家 齊藤正起

習字と書道の違いとは

習字と書道にどのようなちがいがあるのでしょうか?この問いは簡単なようで実はとても難しいです。

小学校中学校の授業で習うのは「習字」で、読んで字の如く

「字を習う」

のが習字です。ちなみにこの小学校中学校で習う授業は科目的に国語に分類されています。

高校生が習う書道は国語の授業には分類されず、芸術書道に分類されています。

芸術表現として学ぶのが「書道」

と言えるでしょう。つまりまとめると、、、

習字=美文字

書道=芸術表現

上記のように考えて良いと思われます。

習字嫌いな人は書道に向いている

書道篆刻講師としてはや3年教えてきましたが、

「書道の授業が嫌いで仕方なかった」

「書道の先生が厳しくて辛かった

という話は良く聞きます。

実は私も高校生の時に選択した授業は書道を避けて美術を取りました(笑)

ただ、皆さんが苦手意識を持たれる書道は

習字であって書道じゃない

ことが多いんです。なので是非書道というものを体験してもらいたいです!

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習字と書道の具体的な違い

習字と書道の具体的な違いは評価基準だと考えて良いでしょう。

習字=どれだけ形と線が整っているか

という観点なのに対し

書道=どれだけ人の心に響くか

という観点と言えるでしょう。書道の方が圧倒的に主観的な世界なのです。だから人によって作品に対しての良し悪しは変わりますし、それが容認された自由な価値観です。

上の写真二つを見てどちらが綺麗だと感じるでしょうか?

前者はお坊さんの良寛の字、後者は楷書の名手として名高い欧陽詢の字です。

習字の評価基準にのっとれば、良寛の字は低い評価をされるでしょう。

一方で書道の評価基準にのっとれば、どちらの字に対しても、高いor低い評価を下すことが可能です。

しかも誰もが同じ評価を下す必要がありません。そもそも評価基準が必要のない世界です。

整った字が人の心を打つ字もあるかもしれませんが、

造形的に完璧な字が必ず人を感動させるとは限らない

ということを一重に示しています。

食べ物の好みが人によって違うのと似ています。

このような事実を踏まえれば、習字と書道は目的が全く違うと言えるでしょう。

もちろん、習字の経験は書道に良い影響を与えるかもしれませんし、逆もまた然りです。

ただ書道は

自由であり、だからこそ難しく、面白い

ということをお伝えしたいと思います♪( ´▽`)

そんな書道を是非一緒に体験してみませんか?書道に対する考え方がガラッと変わります!!

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技人の写真
書道・篆刻家
齊藤正起 (さいとうまさき)
京都芸術大学で非常勤講師を務める傍ら、カルチャーセンターで幼稚園生・小学生から大人まで書道と篆刻を教えています。あらゆる年代の方に書道の魅力が伝わって、楽しんでくれたら嬉しいです‼︎
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